ケンタッキーで一番迷うのは、注文する前ではない

ケンタッキーへ行くと、いつも少し迷う。

オリジナルチキンにするか。

バーガーにするか。

期間限定メニューにするか。

レジの前で数秒考える。

でも実は、本当に迷うのは注文する前ではない気がしている。

注文した後だ。

先日もそうだった。

オリジナルチキンのセットを注文して席へ座った。

すると隣の席の人がバーガーを食べている。

美味しそうだ。

「あっちにすれば良かったかな」と思う。

少しすると別の席の人のトレーが目に入る。

今度は期間限定メニューだった。

これも美味しそうに見える。

結局、人は自分が選ばなかった方を気にしてしまうらしい。

考えてみれば、ケンタッキーは選択肢が多い。

チキン。

バーガー。

ツイスター。

ビスケット。

期間限定商品。

組み合わせまで考えるとかなりの数になる。

だから選んだ瞬間に、選ばなかったものも同時に生まれる。

そして不思議なことに、そちらの方が魅力的に見えてしまう。

もちろん実際に食べ始めれば満足する。

今回のチキンも美味しかった。

いつもの味だった。

期待通りだった。

それなのに次の機会のことを考えている。

人は食べ終わる前から次の食事を考えているのかもしれない。

そういえば最近のケンタッキーはどんな商品があるのだろう。

昔はチキンしか見ていなかった気がするが、今は期間限定メニューもかなり増えているらしい。

気になったので「ケンタッキーメニュー」を眺めてみた。

たぶん次こそ違うものを頼む。

今は本気でそう思っている。

もっとも、その時になったらまたオリジナルチキンを選んでいる可能性も高い。

人は思っている以上に冒険しない生き物だから。

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